2011年11月27日日曜日

リンクすると面白い!

この間買った歴史本、ほぼ毎日バスタイムに読んでいるんです、私^^

でも、几帳面に最初から順番になんて読まず、今日はエジプトの最盛期、とか
次はヨーロッパのナイトがいた辺り、のように虫食い状態で読んでいます。
あとはひとつのエリアに限定して、北米の歴史だけをずっとおっかけている日もあります。

これをやるようになって、今までほとんど無頓着だった4桁の数字(西暦!)に
関心が向くようになりました。
数字と歴史上の出来事を義務で覚えさせられると、全然興味わかないのでやる気も出ないのですが、
自分で読んだ部分に関連する時代や出来事は頭の中で結びつく感じで、
そこからまたリンクが張られるようで面白いんですね^^

まるで、今家族ではまっているジグソーパズルのよう!
目標は、カラフルな海底の様子と、青い空のコントラストがステキな絵なのですが、
タコがいたりキレイな熱帯魚が泳いでいたり、色とりどりの海藻や貝殻もあります。
この小さな部分部分をまずつなげることが全体を仕上げるコツですよね。
私は今この作業をやっているのと同じことだな、と思っています。
別に歴史全部を覚えようとか、そう気持ちはありませんけどね。
でも、毎日ちょっとづつ読んでいって、
少し知っている程度の事が本の中に書かれていることをリンクされ、
それらが今度はまったく別の場所から入ってくる情報と結びつくのを実感しています。

例えば、たまたま聞いていたクラシック音楽のCDには国別に作曲家が分かれていて、
いつ頃の人物なのか・・・ということに興味がわいてきます。
それから、以前にちょこっと読んだ海賊の歴史や中世の人々の生活などについても、
それがどの辺りのことなのか、前後まで分かるとそこで初めて理解が深まるように思えます。
まだ実際にはいっていないけど、美術館なんかにいったらいつ頃の作品か、なんて事にも
興味を持つでしょう。

学校の授業で歴史を学ぶと、だいたい人類の始まりからやりますよね。
そして、そのスピードに乗ってどんどん覚えなければならないというプレッシャーがかかりますよね。
そういうことナシにまったく好きな部分からどんどん進めていけると、純粋に面白くなりますね、歴史って!

アンスクールするつもりの親が書くことではないかもしれませんけどね(;^_^A
だって、これ今さら!って思うアンスクーリングママ・パパもいらっしゃるでしょうし。

でも、もし学校に行かせないとやっぱり不安・・・って思っているようなときには、
こんな風にちょっと試してみると、手ごたえを感じられます。

歴史に限らず、子供達には自分達の周りで起こっていることに興味を持って、
いくつになっても自分で学んでゆける人になってほしいですね。
キラキラな好奇心を持ち続けて、自分の力で好奇心を満たせるようになる!
そんなことを頭に描いて、子供達をサポートしたいな~。

以上、アンスクーリング新米の、ちびみかんの体験レポートでした♪

2011年11月25日金曜日

脳から見たアンスクール

人間は約600万年前に二本足歩行に転じ、
両手を歩行に使わなくてよくなりました。
その結果、道具を使うことにより急激に脳を拡大してきました。

人間の脳は大脳と小脳と脳幹で構成されています。
大脳は大脳皮質と大脳辺縁系と大脳基底核でできています。
小脳は主に体の動きを制御していて、自転車の乗り方を覚えるのはここです。
脳幹には間脳、中脳、橋、延髄があり生命の維持および脳と体を連絡しています。

今回はこの中で大脳の中でも大脳辺縁系の話。

2011年11月15日火曜日

苦手な歴史と向き合う

近所のショッピングモールの中にある本屋さんは、私にとって息抜きの場所です。

図書館も好きですが、こちらの本屋さんって、多くがスタバと隣接していていいにおいが広がっていて、
場所によってはソファがおいてあり、"どうぞくつろいでくださいね"と言った雰囲気が漂っていることが多いのです^^

本たちも、ものすごい個性がたっぷりで、キレイだったりおしゃれだったり、本当に飽きない。
こういうときにはもっともっと英語慣れして、一冊一冊をささっと斜め読みできるくらいになりたい!と切実に思います。
今日は実は子供と一緒にできるクッキングの本を探しに行ったはずなのですが、(最近マンネリになってきたため)
そこにたどり着く前に運命的な出会いをしてしまった本がありました。

その名も”A Short History of the World"
人類の始まりから、現代までの世界の動きを地域別、年代別に分けて見開きで解説してくれて、しかも絵・写真が豊富です。詳しすぎず、ポイントを省きすぎず、何処から読んでも良いし、調べるにも良い。私にとっては最高です。

以前にもココで書いたかもしれませんが、私は学生の頃(特に高校生のころ)歴史の授業が大嫌いでした。
高校では、2学年時に、さらっと世界史、日本史、地理を3本立てで学び、3年次には受験する大学にあわせて、
そのうちからひとつを徹底的に学ぶ、というスタイルをとっていました。

なので、私にとって歴史=点数が取れない=必要ない、という図式が出来上がり、もちろん選択肢からはずされました。そのかわり、地図を眺めるのが大好きだった私は地理を選択し、その結果受験できる大学が、当時なんとわずか3校だけになってしまいました。

これが何を物語っているかというと、純粋に面白いはずの学問が、学生にとっては点数比較の対象となっているために、間違った認識をされてしまうということ です。歴史が嫌いと言っていた私も、もっと以前は歴史漫画を読んでいましたし、それなりに好きだったと思います。でもある時点から、無意味な数字と言葉を つなげて覚えなければならない学問に変わってしまって、興味はすっかり失われてしまいました。

そんな私に再び歴史を学ぶきっかけをくれたのは、もちろん子供達です。
特にえる君とパパが寝る前に繰り広げるストーリータイムには刺激を受け続けています。
テストも受ける必要のない主婦がなぜ歴史をやり直すのか・・・?
それは子供達といろいろなことを共有して、話をしたいからです。

最近だと図書館から、世界のお城、ナイト、ピラミッドなどの本を、以前に借りた中でお気に入りのものを、再び借りてきて読んでいます。
2クール目に入ったためなのか、以前よりも専門用語も増えていて、質問しているときにも2人の間でわかっていて、私には???のこともあります。自分の方 が必ずしも知っていなくても良いとは思うのですが、でも話が通じるくらいには知っておきたいものです。パパは、一緒に読んでいて、ちょこっと先に目を通し ただけできちんと説明までできるので、きっと歴史が好きで勉強していた子供なんだろう、と勝手に思っています^^

2011年11月2日水曜日

学びのスタイル

2年ほど前にある方のブログで目にしたのがはじめてだったのですが、
人間の得意とする学び方には3種類あるそうで、Talkers, Watchers, Doersと分類できるそうです。
でも、1人ひとつだけ、ということではなく、どれかが強かったり、
何か2種類が特に強く出てくる、という場合もあるそう。

その記事を読んだときには、「そうなのね~」くらいであまり深くは知ろうとしなかったのですが、
最近の子供達を見ていて、同じことをやっていても反応がまったく違うので、
このことを思い出しました。そして、シリーズで前からちょこちょこ読んでいるペーパーバック本の中に、
Talkers, Watchers, & Doers (by Cheri Fuller) という本があるので、
図書館で借りて読んでいるところです。

まだ途中なので、感想は改めて書くことにしましょう。
今で読んだところで、自分の学びのスタイルがWatcherとDoerのミックスだということがわかり、
そのことで、なぜえる君の事は理解しやすくて、レイちゃんのすることにいつもはらはらさせられるのか、
理解がしやすくなりました。そして、もしこの2人が普通の学校に通ったら、
先生にはどんな子供にうつるのか、ということが見えてきました。

教室の中で何十人もの子供に同じことを教える場合には、
おとなしく座って読んだり書いたりしてくれる子供が教師側の理想ですよね。
授業中に立ち上がったり、声を出してブツブツ言ったり、歌ったりするような生徒は問題になりますよね。
でも、ザックリと考えて、教室内の3分の1だけがWatcherで残りは違う学びタイプなのかもしれませんよね。
ということで、学校のやり方に添えない子供は問題児・・・とはいえません。
子供の学び方を尊重すればよいだけの話です。そして、これができるのは親ですね。
そして、親がまず自分と子供の学びのスタイルを理解している必要があります。
私はこれが甘かったので、きっと子供達と遊んでいてもどちらか一方には不満が残っていたと思います><
子供達が何かをつかもうとしてやっていることに、もしかして腹を立ててしまったかもしれないです・・・。


本の中の例えでは、
「誰かから連絡先を教えてもらうときにペンを持っていない場合、どうやって覚えようとするか?」

1、番号を何度も復唱してみる。→Talker
2、番号を頭の中でイメージしてビジュアル化する→Watcher
3、番号を、そこに電話があるかのようにダイアルするつもりで動かす→Doer

の傾向が強い、とあります。

そのほかにも考える材料として、
はじめて行く場所の住所を知っているとしましょう。どうやってたどり着きますか?
地図を見ますか?通りかかった人に聞きますか?
行き当たりばったり、道路の番地を見ながらうろうろしますか?
などなど考えると、なるほどな~って思うことがたくさん書いてあります。

こんな例えでよいのでしょうか・・・。この本を読み終わるころには、まるでお料理に使うスパイスが
スパイスラックに一種類増えたような、そんな気分になれそうな予感がします^^ 
気持ちにゆとりができるのは、どんな分野でもすてきなことですね☆

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